オーストラリア人アーティスト、Kevin Parker(ケヴィン・パーカー)によるサイケデリック・ミュージック・プロジェクト Tame Impala(テーム・インパラ)が、新たに電子楽器を製造する会社「Telepathic Instruments(テレパシック・インストゥルメント)」を設立した。

Telepathic Instruments は Web サイトと Instatram アカウントも開設しているが、どちらも謎めいたものとなっており、サイトに行くとまず「Are you listening?(聞いてる?)」というメッセージが。


「Enter Site」のボタンを押すと、エレクトロニックサウンドと共に、ゆらゆら揺れるドットの「Telepathic」の文字が。そしてメールアドレスの入力を求められ、入力すると「We'll be in touch soon. You'll know it when you hear it.(すぐに連絡するよ。聞けばすぐにわかると思う。)」というメッセージが表示される。


その後すぐに自分のアドレス宛にメールが届くが、そこにも Web サイトに表示されるのと同じドットの「Telepathic」の文字と「You'll know it when you hear it.」というメッセージのみ。おそらく、そのうちなんらかのお知らせが届くのではないだろうか。


そして、Instagram も今のところ、下の2つの投稿のみが表示されている状態だ。
   
昨年、Kevin Parker は、Danz CM(Computer Magic)らによるシンセサイザーや電子音楽にフォーカスしたメディア「Synth History」のインタビューにて、ビンテージの Sequential Circuits Pro One などのお気に入りのシンセサイザーや、初期のオーディオ技術のインスピレーションについて語っている。

基本的に、受け継いだ小さな Casio のキーボードだ。
父が持っていたこの小さな Casio をずっと持っていた。厳密に言えばシンセだが、いわゆる "シンセ" ではなかった。Pro One を弾き始めてから、すっかり夢中になった。それで最初に書いた数曲は、Lonerism の曲になった。このアルバム、つまり僕の2枚目のアルバムは、基本的に僕がシンセを発見したサウンドだった。夢中になったわけではないが、全てのシンセは、どの曲に収録されていても、そのサウンドを決定づけるものだ。

シンセの魅力に取り憑かれた Tame Impala が世に送り出す電子楽器とは一体どのようなものになるのか、気になるファンはぜひ公式サイトでメールアドレスを登録しておこう。

>>「Telepathic Instruments」公式サイトはこちらから