誰もが様々な過去を持つものだが、特にビッグアーティストたちは過去に、ファンが思いもよらないような状況にあったことは珍しくない。現在ではハウスシーンのトップアーティストとして世界に名を馳せ、ビッグフェスから引っ張りだこの存在となった DJ/プロデューサーの John Summit(ジョン・サミット)も仰天な過去を持つアーティストの一人であるようだ。

John Summit は最近、Apple Music One の音楽ラジオ・ステーション Apple Music 1 の Zane Lowe(ゼイン・ロウ)のインタビュー番組「The Zane Lowes Show」に出演し、30分に渡ってインタビューに応じた。
 

インタビュー内容の中心的な話題は、7月中旬に John Summit がリリースした12曲入りのデビュー・アルバム『Comfort in Chaos』についてのもので、同アルバムは John Summit のレーベル Darkroom/Exxperts Only からリリースされた。

そのインタビュー中、John Summit はアーティストとして成功するまでの道のりについても語っている。

人生で唯一望むのは経済的な自立だ。なぜなら、僕は普通の中流階級の出身で、会計の仕事もしていたんだ。

以前のインタビューでも、John は自身が会計士としては自分が全くうまくやれておらず、会計の学位は持っていたものの請求書の支払いのためだけに仕事をしていた、と語っており、それに関しての自身の更なる過去をファンに明かした。

僕がその仕事に就いた理由は、単に経済的安定のためなので、それは皆も同じだ。なぜなら、僕がフルタイムでこの仕事を始めた時、両親の地下室に住んでいて、とてもお金がなかったんだ。それで、2020年に文字通り300枚のレコードを制作した。

更に、Jhon Summit はインタビューにて、有名人と音楽ビジネスの運営についても語っている。

成功の中毒になってしまうことがある。
そして、僕はたくさんの(そういう)人を知っているんだ。名前は挙げたくないけど、彼らは次から次へとビジネスを増やしたり、ベンチャーを始めたりして、拡大し続け、ビジョンを失っていくんだ……。

彼はまた、キャリアの成功にも関わらず、立ち止まって人生で何を望んでいるのかを考える必要があるとも語った。

いつかゆっくりしたいから。家族とかを持ちたいんだ。