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現在も愛され続けるジャンル "ローファイ・ヒップホップ" のルーツとして J Dilla(ジェイ・ディラ)と共にその名を挙げられる日本人 DJ/トラックメイカー Nujabes(ヌジャベス)。彼は2010年、36歳という若さで夭逝したが、没後14年が経過してもなお世界中のファンたちを魅了し続けている。

そんな Nujabes 生誕50年を迎えるタイミングの2023年にスタートした「flows」。もうすっかり年末の人気イベントの一つとして恒例となったが、今年も12月28日(日)に東京・恵比寿 The Garden Hall にて開催されることが発表された。アートワークには Nujabes の諸作を手掛けた FJD の描き下ろし作品が使用されている。


これまでに国内外の要注目アーティスト5組がアナウンスされている。
flows と共に始動した、Nujabes のレーベル「Hydeout Productions」によるプロジェクト Nujabes Metaphorical Ensemble(ヌジャベス・メタフォリカル・アンサンブル)が出演。


「Nujabes の音楽を未来へ紡ぐ」同プロジェクトは、Hydeout Productions に残されたNujabesの構想の断片をつなぎ合わせた、生演奏と打ち込みが溶け合うライヴを聴かせてくれる。flows 以外でも、今年は日本最大級の音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL '25」で DAY3の深夜、RED MARQUEE に出演し満員の観客たちの心を震わせた。


名門音楽大学バークリー音楽院でジャズ理論、演奏法を学び、その後ニューヨークのシーンで存在感を高め、これまでに BILAL(ビラル)、Robert Glasper(ロバート・グラスパー)、Ben Williams(ベン・ウィリアムス)、A Tribe Called Quest(ア・トライブ・コールド・クエスト)、J. Cole(ジェイ・コール)といったトップアーティストたちと共演してきた日本人アーティスト BIGYUKI(ビッグユキ)、グラミー賞ノミネート、ヤングアーツ・ゴールド賞受賞、マイアミ開催のジャズ・フェスティバル「Jazz in the Gardens」に最年少出場等、華々しい経歴を誇り、ジャズ音楽を中心に、自身が愛するアニメ・ゲーム音楽からパンク等まで、幅広いジャンルの影響を受けモダン・ジャズ界のタブーを覆すサックス奏者 Patrick Bartley(パトリック・バートレー)、Nujabes によるレーベル「Hydeout」の黄金期を支えた DJ の一人として知られ、楽曲プロデュースもおこなう DJ/プロデューサー/トラックメイカーの Chika aka Inherit(チカ・エーケイエー・インヘリット )、シンシナティ出身の HIP HOPグループ Five Deez のメンバーでもあり、アニメ「サムライ・チャンプルー」や Nujabes 関連作品でも名を連ねる Pase Rock(ペイス・ロック)等、あくまでメンバーは固定されていないようだが、ソロとしての活動でもジャズ~ヒップヒップシーンのトップアーティストたちが豪華集結する同プロジェクト。2025年の flows ではどのような景色を見せてくれるのだろうか。時を越えて Nujabes の意志が未来へと紡がれる。


1970年代にフランスから NY へと移住し、DJ、プロデューサー、リミキサーとして活動を開始、その後50年近く、70歳を超えた現在もダンス・ミュージック・シーンの最先端で活躍を続ける稀代のアーティストで、"三大殿堂クラブ(Paradise Garage、The Loft、Better Days)全てでプレイしたDJ" としても語られるレジェンド Francois K.(フランソワ・ケー)も来日。
flowsではDJとStem Liveの2セットを披露する。TRAKTOR D2 STEM KONTROLLERを2台駆使して8チャンネルに楽曲を分解、さらにダブワイズさせていくStem Liveはエンジニアやリミキサーとしての経験と技術を併せ持つからこそ生み出せる表現だろう。ベースとなる素材はDJとしての感性をもとにした音楽史の名曲たち。長いキャリアを持ちながら常に機材の進化と在り続けるFrancois K.だけが実現できるライヴと言える。


若かりし日にはジャズ、フュージョンといったジャンルに興味を持ちドラマーとして活動、1975年には音楽的な挑戦を求めてニューヨークへと渡米、当初はドラム演奏でナイトクラブや音楽シーンで活動しており、その後1976年頃から DJ 活動をスタート。1978年にはディスコ系レーベル「Prelude Records」の  A&R として抜擢され、リミックス業務を担うように。Musique(ムジーク)「In The Bush」 D-Train(D・トレイン)の「You're The One For Me」「Keep On」、Sharon Redd(シャロン・レッド)の「Can You Handle It」Yazoo(ヤズー)「Situation」等のリミックスを手掛けた。
 

また Depeche Mode(デペッシュ・モード)、Kraftwerk(クラフトワーク)、The Cure(ザ・キュア)、U2、Diana Ross(ダイアナ・ロス)、Pet Shop Boys(ペット・ショップ・ボーイズ)といったポップ〜ロックシーンの大物アーティストのミキシングやリミックスも多数手掛けている。
 

1995年には、ハウス、ソウル、ダブ、テクノなど多様な音楽を扱うレーベル「Wave Music」を設立、数多くの傑作をリリースしてきた。1996年にはニューヨークにてクラブ/DJ イベントで、日曜午後のパーティ「Body & SOUL」を Joe Claussell(ジョー・クラウゼル)、Danny Krivit(ダニー・クリヴィット)と共に立ち上げる。同イベントは、ダンスミュージックを中心に音楽の素晴らしさを再認識できる場として世界中で知られることになり、ここ日本でも2002年より開催されている。

さらにアメリカ・ニュージャージー州出身で、現在はロサンゼルスを拠点に活動するインディペンデント・レコードレーベル Stones Throw 所属の次世代ビートメーカー、Knxwledge(ノレッジ)も登場。


ローファイ感、ソウル・サンプル、ループ処理、独特な音の揺らぎ を取り入れた “温かみ” のあるビートや Madlib(マッドリブ)や J Dilla(ジェイ・ディラ)を継承するスタイルで世界から注目される Knxwledge は、若い頃から実家の教会で演奏するなどして音楽に触れて育ってきており、中学生の頃に親から SP-303サンプラーをプレゼントされたことがきっかけで、サンプリング/ループ制作をするようになったという。
2009年頃より何百ものトラックをBandcamp を通じて発表し、世界中にKnxwledgeコレクターを生み出すという現象を巻き起こした。2010年にはデビューアルバム『Klouds』を All City Records からリリース。2013年には Leaving Records から 53曲もの楽曲を収録したコンピレーション『Anthology』をカセットで発表している。
 

2015年には Stones Throw Records より「Hud Dreems」をリリース、さらに世界的なアーティスト Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の3作目『To Pimp a Butterfly』に収録曲「Momma」のプロデューサーとして参加した。さらに、Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)とのユニット NxWorries(ノー・ウォーリーズ)を結成し、2016年にはデビューアルバム『Yes Lawd!』をリリース。
 

NxWorriesとして2024年に8年の歳月を費やしてリリースしたアルバム『Why Lawd?』は、2025年のグラミー賞で Best Progressive R&B Album を受賞。同アルバムには Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)、Thundercat(サンダーキャット)、H.E.R.(ハー)、Earl Sweatshirt(アール・スウェットシャツ)、Rae Khalil(レイ・カリル)等、人気アーティストたちが多数参加している。
 

国内からはプロデューサー、トラックメーカーで2023年の日本武道館公演、そして2025年9月のアリーナ公演をいずれもソールドアウトをさせ、いまやヒップホップの枠を飛び越えた活躍をみせる STUTS(スタッツ)が登場。


キャリアの原点は2013年に NY の路上で MPC を用いて行ったパフォーマンス。YouTubeに公開した動画が反響を呼び、2016年にファーストアルバム『Pushin’』をリリース。ラッパーの PUNPEE(パンピー)を客演に迎えた収録曲「夜を使いはたして」はのちに THE FIRST TAKE でも披露されるなど色褪せることのない名曲として彼の評価を揺るぎないものにした。

 

その後も自身の作品制作やライブと並行して、数多くのプロデュースや楽曲提供などを続け、2021年には KID FRESINO(キッド・フレシノ)や Daichi Yamamoto(ダイチ・ヤマモト)などのラッパーもカメオ出演した TV ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌「Presence」やポカリスエットの CM 曲「99 Steps」など、話題曲を多数手がけ活躍の場を広げ続けている。
 

ダンスミュージック・シーンに最も影響を与えたパイオニアのひとりとして映画『MAESTRO』にも出演、音楽のかけ方、音楽そのものの表現方法を知る DJとして世界の至宝と呼ばれる DJ NORI(ディージェー・ノリ)と、King Of Diggin' の異名を持ちアンダーグラウンドからメジャーまで多岐に渡る活動を展開する MURO(ムロ)によるプロジェクト Captain Vinyl(キャプテン・バイナル)の出演が決定。


あらゆるジャンルを網羅した選曲はクラウドを魅了し、ゲストとしても国内外に招聘されている。2018年4月には名義初の MIX CD『DIGGIN’ DISCO presented by CAPTAIN VINYL』をユニバーサルからリリース。東京が誇る2人のトップ・ヴァイナル・ディガーが、その膨大なコレクションから主に7インチを持ち寄り、ソウル、ディスコ、ガラージ・クラシックス、ハウスを中心に幅広いセレクトのプレイを聴くことができる。
 

東京を拠点に活動するコンポーザー、DJ。ロンドンの NTS Radio にてレジデントとしてマンスリープログラムを担当している Abiu(アビウ)。レコードコレクターとしての深い知識を持ちながらも、DJ としてパーティーのフロアを熟知する稀有な DJ。


国内外のクラブをはじめ、Rainbow Disco Club、Bonna Pot など数多くのダンスフロアでその実力を証明してきた彼女のセットは、ハウスミュージックの豊かな歴史に根差し、その純粋な魅力が宿る。
 
東京を拠点とするクリエイティブ・コレクティブ兼レーベル w.a.u(ワウ)が DJ セットを披露する。メンバーはそれぞれプロデューサー、シンガー、DJ としても活動しており、レーベル自体がバンドや DJ クルーにも変容する。


プロデューサーチームとしては iri(イリ)、さらさ、VivaOla(ヴィヴァオラ)、Wez Atlas(ウェズ・アトラス)などに楽曲提供をおこなうだけに止まらず、バックバンドまでこなす。様々なメディアや好事家たちから熱視線を浴びる次世代シーンの重要レーベルから flows には Kota Matsukawa、Reo Anzai、Ryuju Tanoue が登場する。
 

さらに Nujabes Metaphorical Ensemble のロゴデザインを創った現代アーティスト Meguru Yamaguchi とのコラボ Tシャツ、Francois K. の来日を記念した Tシャツ2種類を会場限定で販売する。

Meguru Yamaguchi が Nujabes を再解釈して描き下ろした Nujabes Metaphorical Ensemble のロゴデザイン。コラボレーションTシャツは Nujabes の精神性と Yamaguchi のアートワークが共鳴したそのデザインを初めてプロダクトに落とし込んだ特別な1枚。


Nujabes が生前使用していたロゴの Tシャツも枚数限定で販売される。


Francois K. の Tシャツは1998年にリリースされた名盤『Time & Space』をモチーフに、フロントに Time & Space、バックに The Zone と同盤の A面と B面に収録された曲名が刻まれ、主宰スタジオ Axis Studio もクレジットされている。


本人へのインタビューから「Paradise Garage、The Loft、Better Days でゲストを務めた唯一の DJ となった…」を引用した自身初となるフォト Tもリリースされる。


さらに親子でも過ごしやすい空間を作るために、小さなお子さまと一緒に休めるセーフティースペースを用意。簡易的な授乳室やオムツ交換台なども設置されるようだ。また再入場も可能で、年末の恵比寿ガーデンプレイスを照らす荘厳な250灯のバカラシャンデリアとイルミネーションも自由に楽しむことができる。

年末を彩るのに相応しいアーティストたちが名を連ねる2025年の「flows」。タコスやカレーに牡蠣料理まで、多彩で美味しいフードの出店も決定。チケットは ZAIKO にて限定枚数前売券の Category 3 を販売中。

flows

日時:2025年12月28日(日)14:00〜21:00
会場:The Garden Hall 東京都目黒区三田1丁目13ー2
出演:Nujabes Metaphorical Ensemble、Francois K.、Knxwledge、STUTS、Captain Vinyl、Abiu、w.a.u
料金:
Early Bird ¥6,000(100枚限定) SOLD OUT
Category 1 ¥7,800 SOLD OUT
Category 2 ¥8,800 SOLD OUT
Category 3 ¥9,800
U-23 / ¥6,000(100枚限定)

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