楽曲やポッドキャストなどを投稿・共有できる音声ファイル共有サービス「Soundcloud(サウンドクラウド)」が、アーティストが配信ロイヤリティの100%を受け取れる新制度「オールインワン・アーティスト向けサブスクリプションプラン」を発表した。配信・収益化・ファンコミュニティ構築・物販など、アーティストに必要なすべてのツールを一つのプランで提供する。


この新制度となるプランでは、配信ロイヤリティ100% を保証すると共に、Spotify、Apple Music、TikTok、YouTube Music への配信でも、アーティストは全額のロイヤリティを受け取れるとのことだ。
SoundCloud の CEO Eliah Seton(イライア・シートン)は、「SoundCloud は常にアーティスト第一で運営してきた。この新プランで、配信・コミュニティ・収益化を妥協なく統合し、ファンからの直接サポートも可能にする、真のオールインワンサブスクリプションを提供する」と発表。
 
具体的には以下のプラン内容となる。

① 配信ロイヤリティ100% 保持
2025年11月末以降の配信収益から SoundCloud の取り分を完全撤廃。TikTok、Spotify、YouTube Music、Apple Musicなど60以上のプラットフォームを含む配信で、アーティストは全額受け取り可能

② ファン支援(手数料ゼロ)
プロフィールに「Support ボタン」を設置可能。ファンは任意の金額を直接寄付でき、SoundCloud は手数料を一切取らない。貢献したファンはアーティストプロフィールのハイライト表示され、コミュニティ形成とファンとの関係強化に貢献。

③ オンデマンド・ヴァイナル
アカウントから直接トラックのヴァイナル化が可能。事前コストや大量発注は不要。

④ アーティスト・ストアフロント
音楽と並行してマーチャンダイズやヴァイナルを販売可能。収益はすべてアーティストに還元。

⑤ アーティスト・マーチャンダイズ
楽曲と並行してマーチャンダイズを展示・販売可能。収益はすべてアーティストに還元。

通常、インデペンデント・アーティストは、複数のサービスを組み合わせて配信や収益化を行う必要があり、自由度や収益が制限されることが多かったが、 SoundCloud のオールインワンプランはこれら全てを統一することで管理の手間を減らし、創作に集中できる環境を提供する。

この新機能は、Artist および Artist Pro の既存ユーザーであれば、自動的に新機能にアクセス可能となっており、新規ユーザーは、以下の URL から登録して使用することが可能になる。

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