フランスの伝説的デュオ Daft Punk(ダフト・パンク)が先日、公式 Facebook ページに「Archive #307」と題した一連の画像を投稿した。
これは2005年9月付けの2枚のプロトタイプシートで、Daft Punk を唯一無二の存在として印象付けたアイコニックなヘルメットのデザイン過程が明らかになった。
1枚目には、マーカーで描かれたイラストと物理的な頭部模型の写真が並んでおり、片側の頬には回路基板が埋め込まれている。2枚目には Thomas Bangalter(トーマ・バンガルテル)のものであるシルバーのヘルメットと黒のボディスーツ、関節のある手袋、そして内部に着用する電子機器のためのバックパネルやスイッチが詳細に描かれている。
これらは2001年の『Discovery』時代のクロームと金のヘルメットではなく、2005年の『Human After All』から伝説のピラミッドショー『Alive 2007』にかけてのコンセプトスケッチとなる。
Daft Punk がヘルメットを装着するようになったのは1999年頃からで、それ以前はマスクなしで活動していた。ヘルメットによって彼らは Thomas Bangalter と Guy-Manuel de Homem-Christo(ギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト)という「人間」から「ロボット」へと変容し、その匿名性こそがパフォーマンスと音楽の神話を支え続けた。2021年2月の解散後も、ヘルメットはポップカルチャーにおける最もアイコニックなオブジェクトのひとつとして語り継がれている。
今回の「Archive #307」の公開は、解散から5年を経てもなおファンコミュニティを熱狂させる Daft Punk の遺産の深さを改めて示している。
このヘルメットを手がけたのは、ロサンゼルスの特殊効果スタジオ「Alterian Inc.」で、Daft Punk と Alterian Inc. とは、約15年にわたるコラボレーションが続いた。同スタジオの創設者であるトニー・ガードナーはオハイオ州出身で、映画『Return of the Living Dead』や GEICO の CM に登場するケイブマンなど多彩な実績を持つ特殊効果の第一人者だ。
ガードナーが Daft Punk と出会ったのは2000年頃のこと。デュオの MV「Da Funk」を手がけた映画監督スパイク・ジョーンズの紹介がきっかけであったとのことだ。
ガードナーはインタビューでこう語っている。
Alterian Inc. とのコラボは音楽活動にとどまらなかった。2006年のアバンギャルド映画『Daft Punk's Electroma』では、ロボットヘルメットの製作、特殊メイク効果、実写エフェクト全般を Alterian Inc. が担当。さらに2010年の映画『TRON: Legacy』でも両者はビジュアルエフェクトで共同作業を行っている。
これは2005年9月付けの2枚のプロトタイプシートで、Daft Punk を唯一無二の存在として印象付けたアイコニックなヘルメットのデザイン過程が明らかになった。
1枚目には、マーカーで描かれたイラストと物理的な頭部模型の写真が並んでおり、片側の頬には回路基板が埋め込まれている。2枚目には Thomas Bangalter(トーマ・バンガルテル)のものであるシルバーのヘルメットと黒のボディスーツ、関節のある手袋、そして内部に着用する電子機器のためのバックパネルやスイッチが詳細に描かれている。
これらは2001年の『Discovery』時代のクロームと金のヘルメットではなく、2005年の『Human After All』から伝説のピラミッドショー『Alive 2007』にかけてのコンセプトスケッチとなる。
Daft Punk がヘルメットを装着するようになったのは1999年頃からで、それ以前はマスクなしで活動していた。ヘルメットによって彼らは Thomas Bangalter と Guy-Manuel de Homem-Christo(ギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト)という「人間」から「ロボット」へと変容し、その匿名性こそがパフォーマンスと音楽の神話を支え続けた。2021年2月の解散後も、ヘルメットはポップカルチャーにおける最もアイコニックなオブジェクトのひとつとして語り継がれている。
今回の「Archive #307」の公開は、解散から5年を経てもなおファンコミュニティを熱狂させる Daft Punk の遺産の深さを改めて示している。
このヘルメットを手がけたのは、ロサンゼルスの特殊効果スタジオ「Alterian Inc.」で、Daft Punk と Alterian Inc. とは、約15年にわたるコラボレーションが続いた。同スタジオの創設者であるトニー・ガードナーはオハイオ州出身で、映画『Return of the Living Dead』や GEICO の CM に登場するケイブマンなど多彩な実績を持つ特殊効果の第一人者だ。
ガードナーが Daft Punk と出会ったのは2000年頃のこと。デュオの MV「Da Funk」を手がけた映画監督スパイク・ジョーンズの紹介がきっかけであったとのことだ。
ガードナーはインタビューでこう語っている。
Alterian Inc. のチームは、ファイバーグラスの真空メタライズ加工技術を独自に習得し、LED フェイスプレートのプログラミングを行い、宇宙服ヘルメットで知られるオハイオ州の企業を通じてバイザーの特殊着色を実現した。内部には LED マトリクス、換気システム、カスタム照明が組み込まれ、長時間のパフォーマンスを快適に行うための冷却システムも搭載された。製造コストは1つあたり約6万5,000ドル(約1,000万円)にのぼったとされる。彼らはより具体的で長期的なペルソナを作りたがっていた。それまでは身元を隠すだけのためにマスクやコスチュームを着けていたが、イメージとして考えてはいなかった。目標は、長く持続するアイデンティティを作ることだった。
Alterian Inc. とのコラボは音楽活動にとどまらなかった。2006年のアバンギャルド映画『Daft Punk's Electroma』では、ロボットヘルメットの製作、特殊メイク効果、実写エフェクト全般を Alterian Inc. が担当。さらに2010年の映画『TRON: Legacy』でも両者はビジュアルエフェクトで共同作業を行っている。



















