世の中で最も名の知れたDJ。1980年代中期、シカゴのアンダーグラウンド・ナイトクラブ"ウエアハウス"から、シカゴ発の新しいダンスミュージック・ジャンル"ハウス・ミュージック"を世に送りだし、熱狂的なファンからは「The Godfather of House」と名付けられ、ハウスの創世で中心的な役割を果たしてきた。それ以降、ハウス・ミュージックは世界中のナイトクラブにおいて支配的要素となり今日に至る。フランキーがダンスミュージックに革命を起こしたことによって、コンテンポラリーミュージックへの影響も多少なりともあったはずである。
1987年末、活動拠点をシカゴよりNYに移し、1988年、DEF MIX PRODUCTIONSに参入。以後、The World、Choice、Roxy等その時代のNYを代表するダンスクラブで活躍。"Sound Factory Bar"では、1996年の閉店まで4年以上に渡り金曜日のレジデントDJを務めた。
ヴァージンレコードより『Beyond The Mix』と『Welcome To The Real World』の2枚のアルバムをリリース。リミックスワークの一部としてはDiana Ross、Luther Vandross、Michael Bolton、Mary J. Blige、Sound of Blackness、Michael Jackson、Janet Jacksonら著名人の名前が挙げられる。なかでもToni Braxtonの「Unbreak My Heart」は100万枚以上のヒットを飛ばした。1997年、音楽界で最も権威と名誉あるグラミー賞に新設された「Remixer of the Year」の記念すべき初受賞者となった。これは彼の長年に渡る活動の結果といえよう。
2004年春、アルバム『A NEW REALITY』を発表し更なる展開を見せた。このアルバムは1曲以外はオリジナル作品だけで構成され、東京のクラブYELLOWでのクラウドの歓声も挿入され、ミックスCDの様に繋がっており、その中にストーリー展開があり、彼を知る上での必聴の1枚である。又、2006年5月には自身のレーベル[NOICE MUSIC]を立ち上げ、先に発表したアルバム『A NEW REALITY』のリミックスアルバムCD『DubJ's D'Light (a remixed reality)』をリリースしたのを皮切りに、「The Whistle Song Revisited」、「Gimme Gimme (Disco Shimmy)」を12インチでリリースした。
彼は世界中の様々なエイズのチャリティーパーティにも積極的に参加、エイズ基金に多大なる貢献をしている。またホームレスや恵まれない子供達の教育を支えるチャリティ活動などにも多く...
More Biography