1982年クイーンズのホリス出身のRun、Dmc、そしてJam Master Jayの3人が高校卒業直後にグループを結成。Runの兄であるRussell Simmonsは80年代初期からHIP HOPのマネージメントなどを行っており、DEF JAM RECORDINGの設立者でRun Dmcの活動に多大な助力をはらったと言われている。 1983年にRun DmcはPROFILE RECORDSより初のシングル'IT’S LIKE THAT/SUCKER MCS'をリリース。当時衝撃的なスタイルだったこのシングルはR&BチャートでTOP20入りするヒットを記録、その勢いでデビュー・アルバム「Run Dmc」(1984年)も初のHIP HOPで大ヒットしたアルバムとなる。 1985年には「King Of Rock」をリリース。タイトル通りHIP HOPとROCKの壁を打ち破ったこのアルバムからは'King Of Rock''You Talk Too Much'などのシングルがヒット、Russell SimmonsとともにDEF JAMを支えていた Rick Rubinが放ったBeastie Boys、歴史的HIP HOPグループであるPublic Enemyなどにそのスタイルが継承されていくこととなる。またこの年にはRun DmcやRussell Simmonsの自伝的映画ともいえる『Krush Grooves』が制作され、Sheila Eや若かりしLL Cool Jなども登場する伝説的HIP HOP映画となっている。 1986年には歴史的名盤となったアルバム「Raising Hell」をリリース。このアルバムのハイライトは彼らにとって最大のヒットとなり、世界中にアディダス・ブームを起こした'MyAddidas'そしてAerosmithのヒット曲を下敷きにし、Joe PerryとSteven Tylerをゲストに迎えた'Walk ThisWay'という2曲の大ヒットを生んだ。この'Walk This Way'のヒットが当時迷走していたAerosmithの復活のきっかけとなったとも言われている。 その後も同名の映画も制作された「Tougher ThanLeather」(1988年)、「Back From Hell」(1990年)、「Down With The King」(1993年)とアルバムをリリース、'RunsHouse'、'Down With The King 'などのシングルをヒットさせる。「Down With The King」以降しばらくのブランクを経て1999年「Crown Royal...
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