DJJUNE
あのヒップホップ・グループEPMDの伝説的なDJスクラッチが師匠とくれば、そのターンテーブル・スキルへの期待度は一気に熱くなる。女性で、しかもアジア系であるという事実を考えれば、男性優位のこの音楽業界で、人の何倍もの腕前を証明することを求められるタフな現実にも触れておくべきだろう。しかし DJJUNEは、そんな 性別も民族バックグラウンドも、最高のターンテーブル・スキルを持つDJになる上で何のハンデにもならないことを見せつけてきた。しかもヒップホップ生誕の地であるニューヨーク、世界一耳の肥えたクラウドの目の前で、である。
DJJUNEはクラウド・コントローラーとしてこの5年間、既にニューヨークやLA、マイアミ、ボストン、ノース・キャロライナ州など、全米各地でその活躍を展開している。NYパークス、ジャスティンズ、リモート・ラウンジのような小さなクラブから、アヴァロン、デュヴェット、ロキシー、マーズ2112、チャイナ・クラブ、イグジ ット、コパカバーナなどの超大型有名どころまで、ノンストップでクラウドを熱くしてきたのだ。このようなクラブ以外にも、トロピカーナ・ホテルやトランプ・タージ・マハール,シーザーズパレスといった、東海岸のヴェガス、アトランティック・シティー界隈のホテル・パーティーや、海外では中国、台湾でもその人気振りを 見せている。さらに、プレイボーイ誌やモリス・チェストナッツ(俳優)とのツアーや、NIKE、MTV、ブラックベリーなどのカンパニーイベント、P・ディディーやリル・キム、ヴィヴィカ・フォックス(女優)、ジム・ジョーンズ、ジュエルズサンタナ、ファボラスなど、数多くのセレブの誕生日パーティーやアルバム・リリース・ パーティーなどでも、ダンスフロアでその腕を惜しみなく披露してきた。これだけの経歴を見ても分かるように、彼女は正真正銘の音楽フリークとして、決して現状に満足することなく、さらにベストを目指して日々そのスキルを磨き続けているのだ。
それぞれお得意のジャンルに特化するDJが多い中、DJJUNEは今ホットな曲からマニア向けの本物志向のサウンド、時代を超えた最高のクラシック作品までを心得ている。オールドスクールとニュースクール・ヒップホップのミックスや、R&B、レゲエ、80年代のポップスやロック、ハウス、ダンス、マッシュアップ(2つ、または 複数の曲を一つの曲に合成する音楽制作手法)、クラウドすべてが満足できるクラシック・チューンまでを、バランスよく取り入れている。ひとつのジャンルから別の音楽ジャンルへ移る流れも、まさに絶妙なのだ。
ターンテーブル・スキルやクラウドを熱狂させる腕前だけで雑誌や各種メディアに取り上げられるDJは、そうそういるものじゃない。しかしDJJUNEは、雑誌はXXLからスクラッチマ...
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