ディープでタフなハウス・ミュージックでクラブのフロアを大盛りあがりさせたり、ディスコ、バレアリック、ロックやヒップホップなどをジャンルレスにプレイしバックルームを魅了したり。かと思えばイビザのプールサイドでアンビエントをプレイしたりもする。 ビル・ブリュースターはどんなシチュエーションでもプレイできるDJだ。
DJとして名を馳せる以前はパンクロッカー、シェフ、サッカー誌「When Saturday Comes」の共同編集者などの経歴をもつ彼だが、それらの経歴の間もレコードオタクであることは一貫していた。1980年代にDJとしてのキャリアをスタートした彼だが、1990年代にニューヨークを拠点とするDMCのオフィスで2年勤務し、夜はサウンド・ファクトリー、そしてダニー・テナグリアと夜な夜な繰り出した経験が、現在の彼のスタイルの礎となった。彼はまたロンドンのファブリックのオープン時から5年間レジデントを務めた。彼ほどの熱意、多様性、そして百科事典のような知識をもってプレイをするDJは他にないだろう。
彼は永年の朋友フランク・ブロウトンと共に執筆も行なっている。「Last Night A DJ Saved My Life」、「How To DJ (Properly)」、そして最近著作「The Record Players」など高い評価を受けた4作をこれまでに出版している。二人は著作の他にウェブサイトDJhistory.comにも愛をもって注力している。彼らは17年の永きにわたって行われているウェアハウス・パーティー、<Low Life>の主宰としても活動している。
ビルは1990年代のTwisted UKやForensicから現在のDisco SucksやAnorakまでのレーベルの経営といった音楽業界の非主流派でのキャリアを30年近くにわたって積み重ねてきた。時々に於いてはスタジオに篭って(アレックス・テッパーとのユニット、ホテル・モーテル名義などで)音楽をプロデュースしたり、エディットを行ったりもしてきた。しかし彼がそれらのいずれも行なっていないときには、妻とふたりの子供、そして神経質なコッカースパニエルとの時間を過ごしている。...
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