エマニュエル‵アイマニュエル′ウォルシュ(ドラム&ヴォーカル)とイアン‵ベースハート′ナイト(ベース&ヴォーカル)により2011年に結成。Black Blood(ブラックブラッド)は、レゲエミュージックが主体の躍動感溢れるハードコアなルーツバンドである。彼らの生み出す音は多様性に富み、ライブパフォーマンスで他のプロのミュージシャンやゲストアーティストと共に演奏を行うこともある。また、デュオやアコースティックスタイルでのパフォーマンスもこなす。
アイマニュエルとベースハートが共にパフォーマンスをするようになって30年以上が経つ。90年代初期、東京にあったライブハウス、ジャバジャイブとホットコロッケではレジデントバンドとして2年以上共に演奏をしていた。90年代半ばには、‘エマニュエル・アンド・ザ・リデンプションポッセ’というバンド名で日本ツアーを行い(アルファレコード)、‘94年にはジャマイカ人のアーティスト、ガーネット・シルクの日本ツアーをバッキングし、更に活躍の場を広げていった。‘08年にリリースされたアイマニュエルのアルバム‘Deep Within’では、ベースハートが制作過程に深く関わり、‘08年のレゲエ・サンフェスでは共にパフォーマンスを行った。
アイマニュエルとベースハートはジャマイカにそれぞれのスタジオを所有し経営している。レコーディングや制作の際は、お互いに所有レーベルの手助けをしあう音楽的同志として長年、強い絆で結ばれている。
名前:エマニュエル・ウォルシュ
アーティスト名:アイマニュエル
スタジオ名:スタジオ・トウキョー(オーチョ・リオス、ジャマイカ)
レーベル名:フリーヒルプロダクション、ジャセソミュージック
メインの楽器:ドラム
ジャマイカのキングストンにあるアルファアカデミー(国際的ミュージシャンを多数輩出している)を卒業。多彩なミュージシャンであり、ヴォーカリスト、作曲者、プロデューサーでもある。ヴォーカリストと作曲者として、アイマニュエルは、今日までにAspects Of Love、Love's Attraction、Rasta Love (アルファレコードジャパンより)、そしてDeep Within (インディーズ)の4枚のアルバムをリリースしている。スティング(‘07年、‘08年)やレゲエ・サンフェス(‘08年)といったジャマイカで最も大きなレゲエのショーでのパフォーマンス経験をしている。ミュージシャンとして多くのアーティストとのツアー経験も有し、スカタライツ、スティールパルス、デニス・ブラウン、U-ロイ、マックス・ロメオ、ラス・マイカル、ミスティックリヴィーラーズ、マイティーダイアモンズ、PJバンド、三四朗など、いくつか挙げただけでも数えきれないほどのアーティストとの仕事をこなしてきた。また、アーニー・ラングリン、アール・チナ・スミス、タイロンダウニーなど多くのミュージシャンとの演奏経験もある。小柳ゆきのプロデュースを手掛けたこともある。
名前:イアン・ナイト
アーティスト名:ベースハート
スタジオ名:ビートルートスタジオ(キングストン、ジャマイカ)
レーベル名:ビートルートエンターテイメント、ストリクトリールーツ
メインの楽器:ベースギター
ベースハートは音楽家族に生まれ、幼少時から音楽を学ぶ。ヴォーカリスト、作曲者、プロデューサーでもあり、またエンジニアリングもこなす。高校卒業と同時にプロのミュージシャンとしてジャマイカ北海岸のホテルで、音楽キャリアを積み始める。その間、マイケル・ボルトン、ビーチボーイズ、サンダーボルツやウィントン・マルサリスといった多くの海外アーティストと仕事をする機会にも恵まれた。
多くのレゲエアイコンとのツアーやスタジオセッションを経験し、カルチャー、へプトーンズ、コンゴス、トゥーツ・ヒバート、リタ・マーリー、パトラ、コブラ、日本人のアーティストでは、サヨコ(ゼルダ)、ザ・ブーム、ハンクン(湘南乃風)など、数えきれないほどのシンガーとの仕事をこなしてきた。また、グレゴリー・アイザックス、ナッティ・キング、ルータン・ファヤ、エターナ、キヨサク(モンゴル800)など多くのアーティストのプロデュースも手掛けた経験を持つ。彼が演奏を共にしたミュージシャンには、スライ・ダンバー、ジョー・アイザックス(スタジオ1)、リロイ‘ホースマウス’ウォレス、スタイル・スコット、アール・チナ・スミス、マイキー・チャン、アーニー・ラングリン、ロビー・リン、グラディー・アンダーソン、スティッキー(ウェイラーズ)、ヴァル・ベネットなど。‘00年、Dem Man Dehというバンド名で 'Bring Back The Rub A Dub' (インディーズ) をリリース、ヴォーカリストとインストロメンタリスト、プロデューサーとして参加。Dem Man Deh は、‘00年のジャマイカポピュラーソングコンテストのファイナリストにも選ばれた。ベースハートは多くのアーティストのバッキングヴォーカルとしての経験もある。