90年代半ば頃から大失恋(本人談)をきっかけに、それまで封印していた中学生の頃から弄っていた電子楽器による宅録を再開する。旧友が日本初のテクノ専門誌の制作に関わってたことから影響されて、テクノに傾倒してゆき、リズムマシーンとマルチエフェクターを中心としたトラック作りにハマる。
‘97年春、キリヒトの竹久圏の紹介で山辺圭司と知り合い、彼の運営するレコード店ロスアプソンに自作のカセット作品『Oceanian Spaceship』を置いて以降、およそ50近いタイトルのカセット作品を発表する。
虹釜太郎の「360°Records」から初のアルバム『Alaska-arctic soul audio vol.1(1998)』や『Pisin Jaz Mobile Station Radio』(2001)、中里丈人による「ソニックプレート」から傑作ハウスアルバムとの評価が高かった『Twinkl』(1999)、実験音楽レーベル「F.E.E.S.」から『A Barbarian in Asia』(1999)等のアルバムを発表。世代やジャンルを超えて多くの音楽家やリスナーから好評を得る。
OOIOOやサンガツのリミックス、永田一直のトランソニックやポル・マーロウの茶柱/FUJI、XperXr.等のレーベルコンパイル作品、ボアダムスのEYEによるDJ光光光のミックスCD『Planetary Natural Love Gas Webbin’199999』等への楽曲提供を契機にライヴ活動も活発化、イルリメやレッキンクルーなどラッパー陣との共演も話題となる。
自らのレーベル、レアブリーズからは、デトロイトでのフィールド録音や自身の楽曲を織り交ぜたアルバム『East to East』(2001)や、のちにブレイクしたアーティスト/プロデューサー、ALTZのデビュー作となる『Fantastico!』(2004)を発表、ディレクターを務める。
花代や宇川直宏とのバンドで、台北ビエンナーレへのライヴ出演や展示のための音楽(パルコギャラリーでの開催時/キュレートは、東谷隆司)を担当。最近では、昨年秋に開催されたシブカル展で、若手ヴィジュアルチーム「最後の手段」との共同作品に音で参加、現代アートシーンとのつながりも注目される。
現在は、自宅の一部で展示スペースQ-O-Iの企画運営、オリジナルのTシャツ制作やアジア各地域の若手アーティストとの交流など、新しい動きの土台づくりを目的とした活動も精力的に行っている。
http://yanakaqoi.tumblr.com/...
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