「これは寓話か幻想か。ロックバンドに現れたパンキッシュでポップな表現主義」
大変な才能が居る! 音源を聴いて、パンキッシュにストレートな曲調から一気に突き抜けるサビ・メロのポップさ。それもライヴで一緒に歌いたくなる程の。そして表/裏が等価の、寓話的で赤裸々でもある歌詞。その圧倒的な歌詞量もサビ・メロでは覚えやすい単語の繰り返し。という構造。ライヴを観れば、ゆらゆらした動きに、妖艶さ、そして突出感が加わったようなロックスタイル。これで場の空気を変えて完璧に持って行く、オーディエンスごと。
それよりも何よりも、このバンドは中心人物コグレの持つ世界観が圧倒的だ。表現が深い。バックボーンも音楽、絵画、漫画、映画、小説、童話など多岐に渡り、クリムトやビアズリーの絵に美の昇華を感じ取る一方、初音ミクにも夢中という振り幅。もちろん太宰治も寺山修二も。光と影の両方が必要、と言う以前の混沌に、言い換えれば矛盾に、むしろ本質があると直観している人。本来映画だって、映画館へ行くという、別世界に入って行くという行為自体から好きと言う。絵も美術館のあの静けさも一部だとも。目に見えない、香り立つもの、手触り、予感、つまりイマジネーションを馳せるタイプだ。この感性でもって、歌詞に曲に叩き付ける。彼等はもとがライヴ破壊のパンキッシュ・スタートだから。
まだ無名に等しいけれども、2011年の呼吸をそのまま体現する注目すべきバンドの、その世界観を集約した1at アルバムがリリース!
http://www.the-next-ldl-1974.net...
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