これまでに 11 枚のアルバムを UK アルバム・チャート TOP10 入りさせてきたマニック・ストリート・プリーチャーズは、86 年南ウェールズにて結成。ブラックウッド出身の幼馴染の 4 人組は、グラム・パンク風の装い、キャッチーなメロディー、政治/文学/哲学を詰め込んだ知性溢れる歌詞とギターロックの肉体性との見事な融合
で、強固な支持基盤を得ていき、92 年、ファースト・アルバム『ジェネレーション・テロリスト』を発表。95 年2 月、最高傑作と言われた 3rd『ホーリー・バイブル』を生み出した後(しかも初の US 進出ツアーの前日に)、カリスマ的人気を誇っていたリッチー・エドワーズ(G)が突如失踪、行方不明のままという衝撃的な困難に直面する。
3 人でのバンド続行を決意した彼らは、見事 96 年の 4th『エヴリシング・マスト・ゴー』で商業的な大成功を収め、98 年の 5th『ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ』で初の UK アルバム・チャート 1位を獲得。以降は UK を代表する国民的バンドとして確固たる地位を築いている。 2012 年、デビュー20 周年で一区切りをつけた彼らは、同時に録音された双子の作品といえる、『リワインド・ザ・フィルム』(11th/13 年)、『フューチャロロジー<未来派宣言>』(12th/14 年)を 2 年連続で発表。2018 年には 13 枚目のオリジナル・アルバム『レジスタンス・イズ・フュータイル』を発表。
16 年には、『エヴリシング・マスト・ゴー』の 20 周年記念盤を、17 年には『Send Away the Tigers: 10 Year Collectors Edition』(輸入盤のみ)を発表し、バンド自身の歩みを振り返る作業も新作と並行して行っている。 近年は FUJI ROCK FESTIVAL‘14、SUMMER SONIC 2015、2016 年には‘Everything Must Go’ 20th Anniversary Tour と 3 年連続で来日を果たしている。