90年代半ばにヨーロッパ規模で広まったディープ・ハウス・リヴァイヴァル、この動きにフィンランドから呼応したのがDJサッセであり、彼が後に使い分ける9つの名義のなかでも最も有名なものとなるフリースタイル・マンである(本名はクラス‐ヘンリク・リンドブラッド)。同じくフィンランドのパン・ソニックが主宰するノイズもど
きのレーベルからファースト・アルバム『ゴーイング・サウス』 (00)をリリースしたり、サグファッカーのメンバーたちとエレクトロクラシュのプロジェクト、ミスター・ネガティヴとして活動したりと、音楽的な振り幅は一見すると、かなり広いように見えるものの、彼自身は一貫してディープ・ハウスを追及することに余念がなく、そのために設立されたムードミュージック・レコーズも今年で早くも 10周年を迎える。同レーベルからはヘンリク・シュワルツが新世代のスターとして脚光を浴び、リ‐エディット専門のサブ・レーベル、マストも注目作を多く生んでいる(シュワルツとサッセはアスホール&ジェン
トルマンの名義でも活動)。繊細な感性に大胆なリズム感覚、DJ サッセとムードミュージック・レコーズの10年間は、ディープ・ ハウス・リヴァイヴァルを予想以上に巨大なムーヴメントに押し上げたといえる。...
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