伝説的ダンスミュージック DJ/プロデューサーの Avicii(アヴィーチー)こと本名 Tim Bergling(ティム・バークリング)がこの世を去ってから6年、Avicii の最新ドキュメンタリーとなる『Avicii - I'm Tim』が、アメリカ・ニューヨークで開催された世界で最も権威のある映画祭の1つ「Tribeca Festival(トライベッカ映画祭)」にて世界初上映された。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ドキュメンタリー『Avicii - I'm Tim』は、Avicii というプロデューサーのキャリアと生涯にわたる素晴らしい経験を掘り下げたもので、また Avicii にとって最後の数ヶ月間が一体どのようなものだったのかについて、Avicii の視点や Avicii のマインドセットを映し出した作品でもある。

当時の過酷なツアースケジュールによって、Avicii は終わることのない疲労が募り、精神的に悩まされたこと、そしてツアーを中断し休暇を取ることで体力と精神のエネルギーを取り戻そうとしていたのは有名な話である。

ドキュメンタリーでは、Avicii によって書かれた日記も公開されており、そこで Avicii はツアー中断中の経験とマインドセットを文章に残している。

病院での日々は、過去6年間で僕がが思い出せる限り、最も不安やストレスのない日々であり、とても悲しく聞こえるかもしれないが、僕にとって本当のバケーションだった。
極度の痛みから解放され、そして痛みが治まるのを待って回復すること以外、誰も何も期待していないことを知ったときの安堵感は、非常に大きかった。それまでの過酷なスケジュールを考えると、本当にほっとした。 - Avicii


Avicii が最後に書いた日記の文章には「魂を過ぎ捨てることは、再スタートするための愛情だ」と書かれていた。

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Avicii を失った悲しみを超えて、Avicii の父親である Klas Bergling(クラス・バーグリング)は、精神疾患と自殺予防の分野で働く人々と組織を支援することに焦点を当てた「The Tim Bergling Foundation」を設立し、活動を続けている。
 

「生きる希望が持てない」などと自殺にこころが傾いている方、家族や知人から「死にたい」などと相談された方、家族が自殺してつらくてどうしようもない方は、一人で悩まずに早めに専門機関へ相談することをお勧めしたい。

こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556