大人気 DJ/プロデューサー Above & Beyond（アバウ＆ビヨンド）のメンバー、Tony McGuinness（トニー・マクギネス）が、Above & Beyond 以前に活動していたプロジェクトのソロ・ロック・デビューアルバム『Salt』をリリースした。『Salt』は、Tony McGuinness が90年半ばに書いた、オルタナフォークを取り入れたロックアルバムとなる。

Jono Grant（ジュノー・グラント）、Tony McGuinness、Paavo Siljamäki（パーヴォ・シリャマキ）の3名からなる
 
90年代半ば、Tony McGuinness は、Shelley（シェリー）と言う名前の女性と恋に落ち、それが Tony McGuinness の創造力を刺激し、長い間放置されていたアルバム『Salt』を制作するためのきっかけになったそうだ。

そして、Above & Beyond のアコースティック・プロジェクトの音楽監督を務める Bob Bradley（ボブ・ブラッドリー）に奨励され、Tony McGuinness は再度自身のソングライティングスキルを探求し始めた。

Tony McGuinness は「Bob Bradley のような（音楽を制作する）人は見たことがない。サンプラーでドラムを作ったり、曲ごとに異なるキットだったり。（全体的な一貫性のある雰囲気を保ちながらも）曲ごとに全く雰囲気が違う。僕は衝撃を受けた」とコメント。

『Salt』は、Bob Bradley とのセッションの集大成であり、同アルバムの楽曲は、Tony McGuinness、Bob Bradley が好んだロック、ポップ、トリップホップアーティストからインスピレーションを得たオルタナティブ・フォーク・スタイルに、そして歌詞については、Tony McGuinness が当時経験した内容に基づいており、Shelley との恋模様であったり、他に Tony McGuinness が愛したものが綴られているという。

Tony McGuinness が Above & Beyond の一員としてとして活躍をし始めた、『Salt』は30年近くもの間、未発表のまま忘れ去られていた。しかしここ数年、メンバーである Jono Grant が2022年に別名義「JODA」を立ち上げ、Paavo Siljamäki は2023年にソロアルバム『P.O.S』をリリースと、メンバーそれぞれがソロ活動もするように。そして遂に Tony McGuinness も、Above & Beyond ​以前の自分の原点を世に送り出すことにしたようだ。

『Salt』は、Anjunabeats から7月12日に正式にリリース予定となっている。

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