音楽アプリ Spotify が、新たにアプリ内緊急警報システムをテスト中であると、アメリカの IT 系のベンチャーや Web に関するニュースを掲載するメディア TechCrunch が伝えている。

同機能が最終的に全世界の Spotify ユーザー向けに展開されるのかはまだ明らかとなっておらず、また同社はこの機能をまだ正式に発表していない。

テクノロジストの Chris Messina が最初に発見したこの機能は、Spotify をユーザーにとってより不可欠なアプリにするための方法として検討されているとのことで、ユーザーの地元の事故災害情報や、重大な出来事に関する公の発表を通知する機能を含んでいるとのことだ。
同機能は現在、Spotify の本拠地であるスウェーデン国内にてテストされている。

Chris Messina は、Spotify がユーザーにアプリのプッシュ通知を有効にするよう促し、ユーザーにとって Spotify がよりアプリとして必需品になるように誘導していくと考えているようだ。

TechCrunch によると、ユーザーは「必須ではない」アプリの警報を無効にすることが多く、新機能のマーケティングでユーザーの注目を集めるのが難しくなる。

また、Spotify の担当者は TechCrunch に以下のようにコメントしている。

Spotify では、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、定期的に数多くのテストを実施しています。
これらのテストの一部は、より幅広いユーザーエクスペリエンスへの道を開くものになりますが、大部分は重要な学習としてのみ役立ちます。

つまり、様々な機能がテストされてはいるが、大部分はテストのみに終わり実装されないという意味であるようだが、果たしてこのアプリ内緊急警報システムは日本版 Spotify にも 実装されるのだろうか。