世界トップ DJ/プロデューサーの Tiësto（ティエスト）が、2025年12月19日にエジプト・ギザの大ピラミッドにてコンサートを開催することが発表された。
P+USが主催の同イベントは、10月10日に開催された Anyma（アニマ）のヘッドライナー公演や、Carl Cox（カール・コックス）、Keinmusik（カイネムジーク）らが過去に出演した公演に続き、ギザの大ピラミッドでのエレクトロニック・ミュージック・アーティストによるパフォーマンスの連続記録を更新するものとなる。
同イベントは、南アフリカのハウスミュージックシーンのアイコンである Black Coffee（ブラック・カフィ）のヘッドライナー公演を含む冬のプログラムの一環でもあり、12月にも同地で公演が予定されている。
 
Tiësto は2023年にも、カイロ開催の Kygo の Palm Tree Festival にて、同古代ピラミッド群内で DJ を務める予定だったが、この公演は最終的に中止となっている。

最近、地元の人権団体「Egyptian Center for Economic and Social Rights（エジプト経済社会権利センター）」が、ピラミッドでの大規模レイヴや音楽フェスティバルの中止を求めて提訴しており、訴訟は現在も継続中であるが、Tiësto のパフォーマンスは予定通り行われる予定だ。

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この訴訟では、エジプト学者の Monica Hanna 氏を代表して提起されたもので、高出力のサウンドシステムやレーザーリグが4,500年前の建造物であるピラミッドの基礎に悪影響を及ぼしているという主張によるもので、イベントのみならず大規模コンサートが文化遺産の保護とどのように関わってくるのかという幅広い議論にも注目が集まっている。

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