Billboard が入手した投資家向けのプレゼンテーション資料によると、AI 生成音楽プラットフォームの SUNO のユーザーたちは、1日にトータル約700万曲を生成＆アップロードしているとのことだ。

このプレゼンテーション資料は、シリーズCで２億5,000万ドルを獲得した資金調達活動の一環であるとのことだ。Menlo Ventures がリードし、NVDIA の NVentures と Hallwood Media の支援を受けたこのラウンドで、SUNO の企業価値は24億5,000万ドル（3,822億9,556万5,000円）に達しており、エンターテインメントの分野における AI への期待と関心を反映したものとなっている。

SUNO は100万人の会員を擁し、会員の週次維持率は78％、離脱ユーザーは週に35万人戻ってきていると主張している。この傾向は、業界の規制の逆風にも関わらず、SUNO が深く関わっているユーザーベースを示唆している。
SUNO のロードマップには、TikTok 風の動画フィードに加え、アプリ内で共同で楽曲制作を行うための「フック作成」機能など、新たなソーシャル機能が含まれている。

なお、SUNO のユーザーのメイン層は、主に25〜34歳の男性で、１曲の制作に平均20分を費やしているとのことだ。ユーザーはテキストで指示を出すだけで、インストゥルメンタルとボーカルを収録したフルレングスのトラックを制作することができる。

ただすmSUNO に対する評価額急騰の一方で、同社は複数の訴訟にも直面しており、その中には世界大手のレコードレーベルからのクレームも含まれている。レーベル側は、SUNO が自社の楽曲に対し「想像を絶する規模」で広範囲にわたる著作権侵害を行っていると非難している。

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