ポーランドで生まれ、幼少の頃にデトロイトに移住。その全く違う環境への変化を体験した事は現在の人気DJとしての生活に役立っていると言う。パーティーで聴いたプラスティックマン「Spastik」に衝撃を受け、95年、クロード・ヤング、ダニエル・ベルらのパーティーでDJキャリアをスタート。
母の影響でファイン・アートの勉強のためNYへ。現在も彼女のサウンドにその影は見て取れる。デトロイトにもどった彼女はリッチー・ホーティンと出会い、彼女の人生は大きく変わることになる。リッチーの絶大なる信頼を得、それ以来まさに彼の片腕として活動してきたマグダ。リッチーとのワールド・ツアーで知られる様になった彼女であるが、自身の人気も急上昇中である。
リッチーのパーティーで知り合ったマーク・ホウル、トロイ・ピアースと共にラン・ストップ・リストアとしてのリリースや、数々のリミックス・ワーク、2005年「Stop」等で聴ける作品も独自のグルーヴを強く持っており、太くうねるベースラインが醸し出す空気感はレーベルの中でも突出している。
2006年にリリースされた待望のMixCD『She's a Dancing Machine』では曲をパーツに分解し組み合わせるのだけではなく、それぞれのトラックを生かしながらも次々と浮かんでは消え再び表れるドープなミックスを披露、リカルド・ヴィラロボス、ブルーノ・プロンサト、マット・ジョンといったお馴染みのアーティストの楽曲から、彼女に影響を与えたというラリー・ハードやメトロ・エリア等も収録し、彼女のサウンドの特徴である、高い次元でのハウスとテクノの融合を表現する事に成功している。
今ではモニカ・クルーゼやエレン・アリアンなど超有名女性DJをもしのぐ程の存在にまで頭角を現した注目のアーティストだ。
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