1989年9月、不破大輔を中心に第一回目のライブを行う。
フリージャズをベースにした大所帯バンドだが、オーケストラ
編成だけでなく、中編成や小編成でも活動する。
芝居の音楽伴奏が出発点の一つとなったこともあり、演劇的
感覚が強い。演奏にはジャズ、ロック、フォーク、歌謡曲など
様々な要素が混在し、ジャンル分けを拒む音楽である。
ステージはミュージシャン、舞踏家、ダンサー、パフォーマー、
映像などによって構成され、同時多発的な「イベント」が連続し、
観客を熱狂させていくことから、祝祭的なバンドと評される。
フジロック(日)、グラストンベリー(英)、メールス(独)、ロッチェッラ
(伊)、ナント(仏)、ケベック(加)をはじめとする、国内外の大型
フェスティバルで高い評価を受け、数度の長期ヨーロッパツアー
を行っている。また、「テント渋さ」と呼び、自らテントを建てての
公演も行っている。これは渋さ知らズがバンドであると同時に、
「場」であることを示しており、芸能のラディカリズムを意識した
ものである。