1990年代後半、日本でまだまだ「HIPHOP」、「ラップ」という存在が今以上に認知されていない時代に、大阪のCLUBシーンで他と一線を画す5人のラッパーが輝きを放っていた。メインストリームを意識した関西の雄WEST HEAD(GS,KUBO-C,P-CHO)、怖いもの知らずの暴れん坊TMG(TOMOGEN)、孤高のリリシストMAB。彼らは10代の頃から関西を中心にCLUBイベント、レギュラーパーティーなどに多数出演し、その実力とハイスキルなパフォーマンスでそれぞれが着実にプロップスを得ることとなる。そんな彼らに大きな転機が訪れたのは2000年。今や日本が誇る世界のトラックメーカーBACH LOGICの呼びかけにより、今まで互いを意識しながらも決して交わることの無かった3組が、最強のHIPHOP集団として”DOBERMAN INC”が結成される。サウンドプロデューサーBACH LOGICのもと、2002年6月1st アルバム「DOBERMANN」をリリース。このアルバムが瞬く間に話題を呼び、地元関西から一躍全国区へと躍り出ることとなる。その翌年には2枚組となる2ndアルバム『MegaCity Five』とリミックス+新曲からなる『TheBootleg E.P.』、そして2004年にはメジャー第一弾となるミニ・アルバム『ConversationPiece』と3rdアルバム『FivestarLiners』を立て続けに発表し“新世代を代表するヒップホップ・アクト”としてシーンを次々と切り開いてきた。他とは決定的に異なるスマート&タフなユニットで、リリック感、音楽観、ユニット感、その全てにわたってヒップホップ的な視点から時代の旨みを搾り取るまでに引き出すのが彼等の最大の魅力である。2006年秋に発表された4枚目のフルアルバム『STOP, LOOK, LISTEN』をもってMABは脱退。しかしこのアルバムがジャンルを問わず各界からの支持を得ることとなり、2007年にはEXILEの呼びかけによりより、EXILE、Sowel、DOBERMAN INCによる夢のユニット『24Karats』を発表するなど、大きな話題を提供し続けている。このように、J-RAPシーンを牽引し、走り続けてきた彼らが”原点に還る“という意味を込め制作した5th アルバム、その名も「ZERO」を2008年4月にリリースし、DOBERMAN INC独自の音楽でファンを魅了し続ける。また同年9月には、更なる高みを求めて活動拠点を東京へ移し活動することを決意し上京。そしてこの度、満を持してNEW SINGLE「GENERATION / FIREWORKS type D.I」をリリースすることとなり、常に進化を続けている。...
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