あまりにも大きすぎるジェイ・Z(Jay-Z)の存在の陰で、メンフィス・ブリーク(Memphis Bleek)はRoc-A-Fellaレーベルを支える中堅MCとして活躍を続けてきたラッパーだ。
ブルックリン出身の彼は90年代半ば、ジジェイ・ZのサポートMCとして早くから注目を集めたが、99年のデビューアルバム”Coming of Age”は目立ったヒットを飛ばすことをできずに終わる。しかしセカンド・アルバム”the Understanding”では”Mind Right”、”Do My…”、”Is That Your Chick?”などヒットを連発。ジェイ・Zやミッシー・エリオット(Missy Elliott)などのゲストやスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)らによるビートに助けられたとはいえ、十分にその存在感を示すことに成功した。
その後もRoc-A-Fellaの若手/中堅グループを中心としたプロジェクト”State Property”では映画出演を果たすなどの活動を展開、2003年にはサードアルバム”M.A.D.E.”、2005年に”534″をリリース。後者からは再びスウィズビーツとのコンビで”Like That”をヒットさせている。...
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