09.07 (Sat)
DEAD END(デッドエンド)は、日本のロックバンドである。2009年から20年ぶりに活動を再開した。
摩訶不思議なロック・バンド。
たとえば「DEAD ENDとはいかなるバンドなのか?」と問われた場合、あらゆる世代/嗜好の音楽ファンに対して同時に回答しようとすれば、こうした曖昧でつかみどころのない形容に逃げてしまわざるを得ないところがある。
DEAD ENDが生まれ、インディーズの歴史を塗り替えたりメジャーの常識を覆したりしていた1980年代。世界的にヘヴィ・メタルが音楽シーンのメインストリームに大きく侵食していた時代性のなかで、このバンドについてはジャパニーズ・メタルという枠のなかで語られることが多かった。が、彼らはそこに属していたわけではない。確かにその音楽を構成する要素の何割かはメタルだった。が、そこにはパンクの破壊力、グラム・ロックの頽廃的妖艶さ、ゴシックな闇、プログレ的緻密さ、文学の匂い、さらには往年の歌謡ポップスに通ずる普遍性すらも含まれていた。
難解さと明快さを同時に持ち合わせていた、という言い方も可能かもしれない。言い換えるならば、単純な構造をしているわけではない人間同士が、各々の個性を押し殺すことなくストレートな表現を行なっていたということであり、そうしてメンバー同士がぶつかりあったときに生じる爆発こそがDEAD ENDの音楽だった、ということである。
http://dead-end.jp/index.html... More Biography
摩訶不思議なロック・バンド。
たとえば「DEAD ENDとはいかなるバンドなのか?」と問われた場合、あらゆる世代/嗜好の音楽ファンに対して同時に回答しようとすれば、こうした曖昧でつかみどころのない形容に逃げてしまわざるを得ないところがある。
DEAD ENDが生まれ、インディーズの歴史を塗り替えたりメジャーの常識を覆したりしていた1980年代。世界的にヘヴィ・メタルが音楽シーンのメインストリームに大きく侵食していた時代性のなかで、このバンドについてはジャパニーズ・メタルという枠のなかで語られることが多かった。が、彼らはそこに属していたわけではない。確かにその音楽を構成する要素の何割かはメタルだった。が、そこにはパンクの破壊力、グラム・ロックの頽廃的妖艶さ、ゴシックな闇、プログレ的緻密さ、文学の匂い、さらには往年の歌謡ポップスに通ずる普遍性すらも含まれていた。
難解さと明快さを同時に持ち合わせていた、という言い方も可能かもしれない。言い換えるならば、単純な構造をしているわけではない人間同士が、各々の個性を押し殺すことなくストレートな表現を行なっていたということであり、そうしてメンバー同士がぶつかりあったときに生じる爆発こそがDEAD ENDの音楽だった、ということである。
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