生放送➡デイリー杯クイーンカップ2021
生中継:: https://hdsports247.net/horse-race/
良血馬が重賞の舞台に参戦。牝馬3冠を含むG1・5勝をマークしたアパパネの子どもアカイトリノムスメが、美浦Wで軽快な動きを見せた。3頭併せで先行して併入。素軽いフットワークで状態の良さをアピールした。
良血馬が素軽い動きを見せた。母にG1・5勝馬アパパネを持つアカイトリノムスメが、美浦Wで3頭併せを敢行。先行して馬なりの内容だったが、終始楽な手応えで5F69秒0-40秒5-13秒8の時計を記録し、ショウナンカホウ(3歳未勝利)とカレンレベンティス(3歳1勝クラス)を相手に併入した。
またがった戸崎圭は「(2020年10月の)未勝利戦を勝った時以来の騎乗でしたが、芯が入って良くなっている。変わってましたね」と好感触だ。前回にコンビを組んでから4カ月が経過し、心身ともに成長したことを伝える。今回は重賞初挑戦になるが「この条件はいいし、通用する力もあると思いますよ」と手応えをつかんでいる。
今回と同舞台の東京芝1600メートルで連勝中。前走は母も制した赤松賞でメンバー最速の上がり3F33秒9を記録し、鋭い末脚を発揮した。国枝師は「母は馬力があって力強かったけど、この馬はディープインパクト産駒で少し違うかな。軽さがあるよね」と分析する。コース適性だけではなく、東京の軽い芝も合う。舞台設定としては申し分ない。
母アパパネにとっては4番目にして初の牝馬。ここで結果を残せば、3冠牝馬の母が歩み、そして頂点に立ったクラシックへの道筋が見える。トレーナーは「素質的には面白いと思うし、楽しみだよ」と期待を寄せる。偉大な母の背中を追い、重賞の舞台で大きく羽ばたく。 日曜日に行われる共同通信杯もそうだが、クイーンカップの声を聞けば、春のクラシックがもう間近なものに感じられる。
歯替わりや発情など牝馬にとっては心身が不安定になる時期でもあり、かなり以前はクラシックへ向かう有力馬が人気を裏切るケースが続いて「荒れるクイーンカップ」などと言われた時代もあったが、近年は実力馬がしっかりと結果を残すケースが多い。加えて、東京競馬場のワンターンコースはスピードだけでは乗り切れないことも多く、将来性も含めたスタミナや、底力を問われるレースでもある。
◎ククナは昨年のアルテミスS2着で、年明けのシンザン記念は4着。若駒離れした強烈な決め脚を武器にしており、アルテミスSでは出走メンバー最速の上りタイムで先行して抜け出したソダシに1馬身4分の3差まで迫った。札幌競馬場でデビューしたばかりの頃はゲートに不安を残していたが、それも解消されつつある。前走のシンザン記念は大外枠というよりも、瞬発力を殺がれるような馬場状態に持ち味を生かせなかったが、今回は巻き... もっと見る
デイリー杯クイーンカップ 2021 ライブ
生中継:: https://hdsports247.net/horse-race/
良血馬が重賞の舞台に参戦。牝馬3冠を含むG1・5勝をマークしたアパパネの子どもアカイトリノムスメが、美浦Wで軽快な動きを見せた。3頭併せで先行して併入。素軽いフットワークで状態の良さをアピールした。
良血馬が素軽い動きを見せた。母にG1・5勝馬アパパネを持つアカイトリノムスメが、美浦Wで3頭併せを敢行。先行して馬なりの内容だったが、終始楽な手応えで5F69秒0-40秒5-13秒8の時計を記録し、ショウナンカホウ(3歳未勝利)とカレンレベンティス(3歳1勝クラス)を相手に併入した。
またがった戸崎圭は「(2020年10月の)未勝利戦を勝った時以来の騎乗でしたが、芯が入って良くなっている。変わってましたね」と好感触だ。前回にコンビを組んでから4カ月が経過し、心身ともに成長したことを伝える。今回は重賞初挑戦になるが「この条件はいいし、通用する力もあると思いますよ」と手応えをつかんでいる。
今回と同舞台の東京芝1600メートルで連勝中。前走は母も制した赤松賞でメンバー最速の上がり3F33秒9を記録し、鋭い末脚を発揮した。国枝師は「母は馬力があって力強かったけど、この馬はディープインパクト産駒で少し違うかな。軽さがあるよね」と分析する。コース適性だけではなく、東京の軽い芝も合う。舞台設定としては申し分ない。
母アパパネにとっては4番目にして初の牝馬。ここで結果を残せば、3冠牝馬の母が歩み、そして頂点に立ったクラシックへの道筋が見える。トレーナーは「素質的には面白いと思うし、楽しみだよ」と期待を寄せる。偉大な母の背中を追い、重賞の舞台で大きく羽ばたく。 日曜日に行われる共同通信杯もそうだが、クイーンカップの声を聞けば、春のクラシックがもう間近なものに感じられる。
歯替わりや発情など牝馬にとっては心身が不安定になる時期でもあり、かなり以前はクラシックへ向かう有力馬が人気を裏切るケースが続いて「荒れるクイーンカップ」などと言われた時代もあったが、近年は実力馬がしっかりと結果を残すケースが多い。加えて、東京競馬場のワンターンコースはスピードだけでは乗り切れないことも多く、将来性も含めたスタミナや、底力を問われるレースでもある。
◎ククナは昨年のアルテミスS2着で、年明けのシンザン記念は4着。若駒離れした強烈な決め脚を武器にしており、アルテミスSでは出走メンバー最速の上りタイムで先行して抜け出したソダシに1馬身4分の3差まで迫った。札幌競馬場でデビューしたばかりの頃はゲートに不安を残していたが、それも解消されつつある。前走のシンザン記念は大外枠というよりも、瞬発力を殺がれるような馬場状態に持ち味を生かせなかったが、今回は巻き返しが期待できる。
今回と同じ東京競馬場芝1600mで連勝中の○アカイトリノムスメも決め手は互角。こちらもゲートに不安を残すものの、それを補って余りある決め手の持ち主だ。前走の赤松賞のレースラップの最後3ハロンは11秒5~11秒3~11秒8。それをほぼ最後方から直線だけで差し切った。まだ器用さに欠く分、レースの流れ次第というところはあるが、一息入れての成長も見込めるはずで、ここはクラシック本番に向けてしっかりとレースを見たい。
一角崩しは▲先行力のあるサルビアか。前走の阪神ジュベナイルフィリーズは初めて経験するマイルの流れに戸惑ったようだが、2度目なら違うはず。デビュー戦で破った相手は、のちの最優秀2歳牡馬のグレナディアガーズ。人気を背負っている馬に追い込み脚質が多いので、この馬の先行力は武器になりそうだ。
新馬戦、1勝クラスの勝ちっぷりに大物感漂っていた△リフレイムは京王杯2歳S5着。気難しい面があって器用に立ちまわれない弱みはあるものの搭載しているエンジンは上位陣と互角。放牧によるリフレッシュで、どこまで精神的に大人になっているだろうか。
サウジアラビアRC2着の△インフィナイトと、不良馬場のデビュー戦で豪快な末脚を繰り出した△アールドヴィーヴル。デビュー戦で2着に下した相手は現2勝馬だから、価値が高い。もう1頭△レッジャードロのレースぶりにも注目したい。 2月13日(土)に東京競馬場で行われるクイーンカップ(GIII)に出走予定のインフィナイト(牝3、栗東・音無秀孝厩舎)について、追い切り後の生野賢一調教助手のコメントは以下の通り。
「(前走は)1週前の追い切りが軽かったせいか、良い感じでレースを運べていたのに、最後は伸びを欠きました。
前走を振り返って調教が軽かったと思ったので、今回は3本(の追い切り)とも坂路でしっかり追い切りました。この馬らしい良いフットワークで良い時計が出てますし、良い感じで来られているのかなと思います。
(東京コースは)勝てないですが結果も出てるコースですし、悪くないと思います。
馬場状態が悪いところでも成績が出ていますし、良いところに行って、もっと良いかと思ったんですが、前走があまりよくありませんでした。攻め馬をしっかりやっているので、もう一度見直しても良いと思います。
(位置取りは)競馬がしやすい馬なので、どこでも良いと思います。
一生懸命走ってくれると思いますので、応援よろしくお願いします」
(取材:山本直)