
その地で7年間過ごし、ふたたびニューヨークで生活することになる。父親の影響もあり常にアートに囲まれていた彼は、身近にあったピアノも即興的に弾きこなしていたという。さまざまな文化が交差するサンティアゴとニューヨークで過ごした幼少時代が、彼独特の自由奔放なミクスチャー感覚を養っていったのだろう。
自然と楽曲製作を始めたニコラス・ジャーは、17歳のときにデビュー・シングル「The Student EP」を発表。
徐々にシーンに頭角を現したニコラス・ジャーは、世界各国からブッキング・オファーを受けるものの、当時大学生であったこともあり長期間のツアーを避けてアメリカ国内と特定の国のギグのオファーのみを受けていた状況だったにも関わらず、2010年末に発表されたResident Adviserによる恒例のアーティスト・ランキング「RA Poll:Top 10 live acts of 2010」では、リッチー・ホウティンが世界的に展開していた一大プロジェクト:プラスティックマン・ライヴに続き2位を獲得。その翌月の2011年1月にフランスのレーベル:CircusCompanyより発表されたファースト・アルバム「Space Is Only Noise」が彼の評価を絶対的なものにした。
ニコラス・ジャーの音楽は、誰をも一人旅させる。それは未だ見ぬ世界。そんな感覚に、惹かれてやまないだろう。彼の来日公演で、あなたにはどんな風景がみえるだろうか?
