衝突と交差、想像と崩壊、新世代が描く20xx年の景色
海外からの来訪者の増加傾向著しい日本の主要都市、東京と大阪。共に、多種多様な文化が集まり交差する拠点としても長らく日本の音楽シーンを牽引し続け、今やオーバーグラウンド/アンダーグラウンド問わず世界のシーンへと飛び出すアーティストたちを多く生み出している。そんな二都から現れた若手最注目株たちがなんと、2016年3回目の開催となるHOUSE OF LIQUIDにて大激突。東京からは、2015年3月に池貝峻、篠田ミル、杉本亘の3名によって結成され、現在はVJに山田健人とドラマーに大井一彌を迎えた5人体制で活動するyahyelが登場。ポスト・ダブステップ以降に波及した古今東西のベース・ミュージックのエッセンスを多分に吸収したトラックと、ブルース経由ポストR&B系統の麗しいヴォーカル、急速に変貌する都市感覚が織りなすディストピアとトリップをよりリアルな感覚とさせるVJとが交差するライヴで、日本のライヴハウス/フェス・シーンのみならず、既にロンドンなどヨーロッパのシーンの早耳リスナーをも魅了している。そして、対する大阪からは、2016年5月にLAビート・シーンの爽やか系前衛家Matthewdavidが主宰する〈Leaving Records〉から3rdアルバム『Collapse』をワールドワイドリリースしたビートメイカー兼DJ兼プロデューサーのSeihoが登場。天と地、現実と非現実の両端を垣間見ることのできる神秘的な生け花と、不気味な生命感漲る牛乳を首筋に滴らせながら飲み干すパフォーマンスを、まるで空間に音を打ち込むようにこなし、世界中のオーディエンスのド肝を抜いてきたライヴセットを披露する。DJにフォーカスをしても、東京のLicaxxx、大阪のAsparaによる新世代対決の構図でHOUSE OF LIQUIDのレジデントをジャック。対フロアとの構図に常に貪欲に在りながらも、ミレニアル世代ならではのフェティッシュでグルーヴィーな感覚でハウスをドロップする両者。共にレジデントを務める『MAL』とは一味違った均衡感、はたまた熱い火花が散り、フロアを彩るのでしょうか?創造と崩壊、決して時代の延長戦としてではなく、新た景色として続いてゆくべき新たなシーンが、首都・東京は、恵比寿LIQUIDROOMから始まります!(松原 裕海)
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